せどりは情けなくて気持ち悪い仕事なのか?世間から嫌われる理由とは

こんばんは。
一昨日1日中、中古車を磨いてました。
しんどかったんですが、磨きって楽しいですね。
ピカピカになった車を見るのは気持ちがいいです。
今日はせどりについての記事です。
副業の種類を考えたとき、せどり、いわゆる転売を思いつく人は多いでしょう。
ネットの普及で、転売も簡単にできるようになりましたよね。
ぼくも、いらないものをジモティとかヤフオクで販売しています。
でも、せどりって情けない仕事だとか、気持ち悪いというような悪いイメージも強いです。
一時期、マスクの転売も禁止されていましたが、それほど転売する人が多いということですね。
でも、せどりをしている人が多いおかげで、ネットに商品がたくさん並んでいたりもします。
ぼくも昔せどりをしていたことがあるので、その点も含めてお話ししていきます。
せどりとは?
せどりとは、商品を購入し購入した金額より高く売ることで利益を得る仕事です。
例えば、100円で購入した本を1000円で売れば、差額の900円が手元に残ります。
つまり、900円の売り上げになるということです。
せどりではこのように、自分に残るお金を考えながら仕入れを行います。
逆に仕入れた値段より安く売れると、赤字になってしまうこともありえます。
この商品は売れるのか売れないのかを見極める力もせどりには必要なのです。
ぼくもせどりをしていましたが、うまく仕入れることができませんでした。
意外と簡単そうだと思うじゃないですか。
でも慣れていないと転売する価値のある商品って、そんな簡単には見つかりません。
例えば、ドン・キホーテなどは安く売られている商品も多いです。
でも、いつも通っているドン・キホーテで値引きセールしているということは、全国で同じセールが行われている可能性があります。
そのため、いくら相場より安く売っていたとしても、値引きセールが全国で行われていると相場そのものの金額も下がってしまうのです。
しかしその地域限定で安く売られている商品とか、店舗の在庫処分であれば、全国の相場は変わりません。
そういったタイミングを狙って仕入れを行う必要があります。
もしこれから始めようと思っているなら、簡単そうに見えるせどりも、いろいろと考えながら仕入れを行う必要があることを覚えておきましょう。
せどりと転売ヤーは同じ仕事
せどりと転売ヤーは同じ仕事です。
仕事内容の違いはありません。
違いがあるとすれば、せどりはまっとうな仕入れを行うイメージが強いのに対し、転売ヤーはマナーの悪い印象が強いといったところでしょうか。
でも、個人的にはせどりも転売も同じだと感じます。
せどりしている人でもマナーの悪い人はいますし、転売している人もまじめにしている人はいるので。
呼び方で人を区別するのは意味がないかなと思いますね。
せどりは情けなくて気持ち悪いといわれる仕事なのか?
せどりって悪いイメージを持っている人も多くいます。
そのため、せどりをしていることを伝えると「情けない」とか「気持ち悪い」といわれたり思われたりする人もいるようです。
幸いぼくの姉も転売してますし、ぼくも経験があるのでマイナスなイメージはあまり持っていません。
購入した方へ丁寧なやり取りで発送すれば、感謝されることも多かった記憶があります。
メルカリなどは商品を受け取ると、必ず評価をしなければならない決まりです。
そのとき「とても丁寧な対応ありがとうございました。商品の状態もよく満足です」と書かれていたりすると、こちらも嬉しくなります。
気持ち悪いとか情けないと感じる人がいる一方、このように喜んでくれる方もいます。
悪いイメージは確かにあるものの、必要としてくれている人も多い仕事です。
せどり行為が迷惑だと思った場面を3つ考えてみた
せどりのイメージが悪いのは、仕入れ方法や販売方法で嫌な体験をした人が多いという証拠です。
ぼくはせどりをしていた身ですが、そんな人間でもこれはやりすぎだなって感じることがあります。
そこで、せどり行為が迷惑だと思った場面を3つご紹介します。
周りの迷惑を考えずに仕入れをする
周りの迷惑を考えずに仕入れをする人が一定数いるのも事実です。
ぼくが実際に見たことがあるのは、ブックオフで大量に仕入れようとしていた夫婦。
ブックオフって80円~200円くらいの安い棚ありますよね。
その棚に並べてある本をまとめて取り出し、夫婦で必死にバーコードスキャンしていた人がいました。
せどりでは、ネットでいちいち商品名を入力して検索していると効率が悪いので、バーコードリーダーを使っている人が多いです。
このようなBluetooth接続できるバーコードリーダーを購入して、スマホで確認しながらスキャンしていきます。
※これは例として選んだ商品です。おすすめとかではないので注意してください。
ぼくの時代は「モノレート」というサイトがとても有名で、そのサイトで相場を確認しながら仕入れをするという流れができていました。
※現在モノレートはサービスを終了しています。
バーコードでスキャンすると、自動でモノレート内の同じ商品を検索してくれるんだったかな?
せどりでは、こんな感じで相場を見ながら仕入れを行います。
その夫婦は定期的にブックオフを回っていたのでしょう。
手慣れた様子でスキャンしてました。
ただ、一区切りの棚を2人で占領していることに加え、その棚をスキャンする時間は長いので、普通に本を見たい人にとってはかなり迷惑ですよね。
そして、一般客の迷惑になるため、店側としても迷惑です。
このようにマナーの悪い一部の人によって、バーコードスキャン禁止の店も増えています。
また、その店独自のバーコードを発行し、簡単にスキャンできない仕様にするなどの対策も。
できるだけ安い商品を仕入れたい気持ちは分かりますが、他の人の迷惑になるような仕入れ方は自分の首を絞めるだけだということですね。
人気商品を買い占め
人気商品の買い占めも嫌がられる行為ですよね。
ぼくの知っているなかでの最近では、任天堂switchでしょうか。
switch版のスプラトゥーンもせどりをしている人が目をつけていたようですが、思ったより人気は出なかったようです。
任天堂switchはいまだに品薄になっている時期がありますよね。
販売を開始したばかりの頃はもちろんのこと、コロナで外出できないときもswitchは人気でした。
せどりの買い占めもあったようで、店には常に在庫がないし、ネットでは通常価格より高い値段で販売されているなど。
買い占めがなければ、本来買えたはずの人も買えない状況になっている現状があります。
コロナ第一波のマスク問題のときはかなりひどかったですよね。
メルカリやヤフオクなどでマスクの販売が禁止されるだけでなく、国がマスクの転売を禁止するほどでした・・・。
一時期、1箱3000円で販売されていたのですが、今では考えられません。
また、買占めを防止するために、PS5などは個別番号を配布し転売されないような対策を徹底したりしています。
せどりによる買い占めで公式サイトから商品が買えなかったり、せどり対策のために、購入するまでの作業が増えるといった動きは、一般人からすれば迷惑でしかありません。
異常な値上がり
買占めによる品切れでどうなるかというと、その商品が大幅に値上がりします。
マスクの例で言えば、1箱500円ほどで買えたものが通常価格の6倍の3000円になってしまう。
このような状態が発生します。
switchも通常価格より1万円ほど値上げした状態で販売されていました。(販売開始直後はもっと高かったです)
でも、どうしてもすぐに遊びたい人は、高くても買っちゃいますよね。
買えるほどお金を持っていればいいですが、そんな人ばかりではありません。
もしかすると、何ヶ月もお小遣いをためて、switchで遊ぶのを楽しみにしていた中学生がいるかもしれません。
そのような子供は、値上がりしたことでswitchを買えなくなってしまいます。
値上がりはせどりだけのせいではないものの、狙って買い占めることで値上がりを加速させていることは間違いありません。
せどりを始めると嫌な顔をされる可能性は非常に高い
もしこれからせどりをしてみようと思っているなら、せどりをすることによって嫌な顔をされる可能性は高いことを覚えておいてください。
今は、ネットで購入してそのままネットで販売するという、いわゆる無在庫転売などもあるので、リアルに人と関わらないかも知れません。
そのような方は嫌な顔をされることはないでしょう。
しかし店で転売商品を仕入れるなら、どうしても注目はされます。
特に、お客さんより店員に顔を覚えられてしまいます。
ぼくが転売をやめたのは、後ろめたい気持ちがあったからです。
「店員は嫌なんじゃないだろうか」とか「目立つかなあ」とか考えながら仕入れをするのに疲れました。
転売するために商品を物色している人って、まわりの動きと違うのでどうしても目立ちます。
店員は気にしないような振る舞いをしているだけで、おそらく知っているはずです。
マナーが悪すぎると、出入り禁止にされる可能性もあったりと、せどりは肩身が狭い仕事でもあります。
ぼくはせどりをおすすめしませんが、このような環境でも変わらず仕入れを行えるメンタルを持っているなら、せどりをしてみるといいでしょう。
失敗したらそのとき考えるくらいの気持ちじゃないと、転売を始めるのは難しいです。
せどりも立派なビジネスであることは間違いない
今回はせどりの悪い部分だけを話してしまいましたが、せどりも立派なビジネスです。
そのため、せどりが悪いとはいいません。
だって、あまり世の中に出回っていない商品を見つけて、ネットで販売する。
これって、その商品が欲しい人からすれば、これほど嬉しいことはないですよね。
人気商品を買い占めて値上がりしてしまうことを迷惑だと話していますが、逆にいうと転売してくれているおかげでお金さえ払えば買える状況を作り出せています。
もし転売を全面的に禁止し、通常価格でしか販売しない世の中だったらどうでしょうか。
おそらく、いくらお金を払っても商品を手に入れられない世界になっているはずです。
そんな世界の方が逆に嫌だなってぼくは考えます。
そのため、せどりも他の副業のように、よい面もあるけど悪い面もあるよってことさえ覚えておけばいいんじゃないでしょうか。
まとめ
せどりとは購入した金額よりも高い金額で売ることで、利益としてその差額を手に入れます。
最近では、メルカリやヤフオクなど、ネットで誰でも販売できるようになったので、せどり人数が増えましたよね。
手軽にできるメリットはあるものの、マナーが悪い人が多く、どちらかといえばイメージは悪い印象です。
ジモティで無料で譲ってもらった物を売るとか、店の迷惑になる仕入れなど一般的に嫌がられる行為を平気で行う人もいます。
しかし、せどりによって利益を得るという方法は、立派な仕事だと思います。
良し悪しはあるものの、もし興味があればチャレンジしてみてはどうでしょうか。