文字起こしって何?テープ起こしとの違いや始め方も

先日、久しぶりに九州の友達と電話したんですが、「俺は酒を飲むために仕事をしている」と話していました。
稼ぐことだけじゃなくて、自分がしたいことだけできればいいって考えもいいなって思いました。
考え方はそれぞれで面白いですね!
今日は、文字起こしについての記事を書いていきます。
先日、テープ起こしについて書いたんですが、基本的な部分をこちらに移動しました。
そもそも文字起こしって何かというと、音声を文字に変換する仕事です。
作業内容はテープ起こしと違いはありません。
始め方はとっても簡単。
パソコンとネット環境さえあれば誰でも始められます。
では詳しくお話ししますね。
文字起こしって何?
文字起こしとは、対談や会議などの音声を文字に変換するお仕事です。
音声ファイルを聞きながら、文字に起こしていきます。
全てキーボードでタイピングしてもいいですが、最近では音声入力の音声を判別する精度がかなり高いので、音声入力を使用しながら短縮する方法が一般的です。
誰でもできる作業なので、初心者の方でも気軽に始めることができます。
テープ起こしをはじめるにあたり覚えておきたい3つの作業内容
テープ起こしは音声を文字に変えるだけの仕事ですが、最低限覚えておくべき作業内容が3つあります。
素起こし
素起こしとは、発せられた言葉をそのまま文字に変換する作業です。
そのため、いくら自分が不要な言葉だと思っていたとしても、打ち込まなければなりません。
話し言葉では、「あー」とか「えっと」などのような言葉をつなぐためや、考えているとき無意識のうちに発してしまう言葉があります。
素起こしではこのような言葉も全て、文章として拾っていく必要があるのです。
ケバ取り
ケバ取りとは、「あー」「えーと」など、無駄な言葉を消しながら、音声を文章に起こす作業を指します。
素起こしよりも、少し手間はかかるものの比較的簡単な作業となります。
文字起こしをした文章を読んだとき、分かりやすくするための作業の一つです。
整文(修文)
整文とは、言葉のまま文字にするのではなく、不要な表現を削除したり、分かりやすいように軽く組み立てたりする作業を指します。
修文と呼ばれたりもします。
例えば、人によっては対談中に同じ内容を何度も話す人がいたりしますよね。
整文作業では同じ内容が繰り返し話されてると分かれば、不要な場面では内容を丸々削除します。
また、言い回しが分かりづらい場合なども、少し手を加えてあげるとか、主語がなく意味が伝わりづらいときなども、こちらで主語を追加してあげるなどが該当します。
3つのなかで整文が最も難しい反面、ここまでできるようになれば依頼を切らすことなく受け続けることが可能です。
文字起こしとテープ起こしの違いとは
文字起こしとテープ起こしの違いはありません。
作業内容は同じです。
文字起こしの作業は、テープ起こしと呼ばれるだけでなく、「書き起こし」や「音声起こし」などとも呼ばれたりします。
これらは全て同じ作業です。
応募の際などで「作業内容が違うのかな?」と気にする必要はありません。
こちらの記事では、テープ起こしは大変なのか、どのくらいの報酬額が期待できるのかなどを書いています。
文字起こしのメリットとデメリット
文字起こしのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
メリットは以下の3つです。
・時間や場所を選ばない
・揃える機材が少ない
・必要スキルもほぼない
文字起こしは基本的に在宅ワークなので、作業するにあたり時間や場所を選びません。
Wordが使える状態にあればいいので、PCとネット環境だけと最低限の機材で作業できます。
また、音声を文字として打ち込むだけなので、特別難しいスキルも必要ありません。
今すぐにでも始められるというメリットがあります。
デメリット
文字起こしもデメリットが存在します。
・時間がかかる
・媒体によっては依頼をもらうのも難しい
・専門用語を覚える案件の場合もある
文字起こしは録音された音声を全部聞かなければ終わらない仕事なので、どうしても時間がかかります。
また、後述しますが依頼を募集している媒体によっては、仕事をもらうこと自体が難しい場合もあります。
そして、専門機器を扱う会社の会議だったり、裁判の音声など特殊な場面の依頼の場合、専門用語を覚える必要があるでしょう。
簡単そうに思ってしまう文字起こしでも、このようなデメリットがあるのです。
文字起こしの始め方
文字起こしの始め方はとても簡単です。
作業するための機材があれば、すぐにでもはじめられます。
もちろん、キーボードでのタイピングが全くできなければ作業をするのは難しいでしょう。
しかし、在宅ワークの場合、パソコンを使う作業ばかりです。
そのため、例え遅くてもタイピングはできるようにしておきましょう。
用意するもの
最低限、用意するものは以下の2つです。
- パソコン
- ネット環境
これさえあれば作業は可能です。
それ以外に、音声入力をしたいのであれば、音声アプリのダウンロードや、音声をはっきり聞き取るためのイヤホンなども用意しておくことをおすすめします。
キーボードでのタイピングができない場合
キーボードでのタイピングができない場合、まずはタイピングの練習から始めましょう。
タイピングは慣れです。
そのため、まずはキーボードを使いタイピングできるように練習しましょう。
タイピング練習としておすすめな無料サイトは以下の2つです。
どちらもWeb上で行えますし、登録もいらないのでぜひ練習に活用してみてください。
e-typinng
e-typinngはいろんな場面の言葉を選び、文字を打つ練習を行えるツールです。
言葉が書かれた15枚の例文が表示され、全てを打ち込んだ時間を計測します。
こちらのツールを活用し、自分がどれだけタイピングスキルを持ち合わせているのか、依頼主の方に提示も可能です。
ちなみに、オフィスワークとして困ることのないレベルは、「A-」以上となります。
寿司打
タイピング練習を行える無料ゲームです。
流れてくるお寿司に書かれた文字を打ち込み、何枚食べたのかを計測します。
ゲーム感覚でタイピング練習できますし、難易度も
- お手軽
- お勧め
- 高級
と、自分のレベルに合わせて3つから選択可能。
始めはお手軽から練習し、どんどんレベルアップしていくとゲームをしながらタイピングスキルを身につけることができます。
お勧めコースでお得になれば、仕事に支障はないレベルだと判断できます。
文字起こしの依頼はどこでもらえばいいの?
文字起こしの依頼は、複数の場所から受けられます。
クラウドソーシングサイト
クラウドワークスやランサーズなどのような、クラウドソーシングサイトから依頼をもらうことができます。
クラウドソーシングサイトを利用したければ、まず無料登録する必要があります。
登録はとても簡単です。
名前など必要な項目を入力するだけで簡単に登録できます。
求人サイト
求人ボックスやindeed(インディード)などのような求人サイトでも依頼があります。
求人の場合、業務委託という形をとる場合がほとんどです。
応募方法は、求人サイトによって違いがあります。
インディードの方は登録が必要なのに対し、求人ボックスの場合、登録不要ですぐに応募できるものから、掲載元へ飛んで応募する方法などさまざまです。
どこに自分の希望する求人があるか分からないので、まずできる限り登録しておくことをおすすめします。
以前依頼をもらった会社へ直接交渉
文字起こしの依頼をいくつかこなすことができれば、以前依頼をもらった会社を覚えておき、再度、依頼をもらえないか交渉するやり方もあります。
初心者の方には少し難しい方法だと思います。
しかし、この方法が最も高単価での依頼をもらいやすいです。
単価交渉もできますし。
クラウドソーシングサイトでは20%の手数料が引かれます。
しかし求人や直接交渉の場合、手数料分の金額も自分の収入になります。
まとめ
文字起こしとは、音声を文章に変換する作業を指します。
テープ起こしの違いはありません。
どちらも同じ作業です。
これから文字起こしをはじめたいのであれば、まず、クラウドソーシングサイトと求人サイトに登録することから始めましょう。
テープ起こしの記事で説明しましたが、クラウドソーシングサイトでは文字起こしの依頼は人気なので、依頼をもらうことができない場合も考えられます。
そのため、クラウドソーシングサイトだけで探すのではなく、求人なども活用し自分に合った依頼を見つけるようにすることが大切です。