【体験談あり】30歳未経験でも整備士になれるの?2つの資格取得方法

こんにちは!
6才の甥っ子にお年玉をあげ、何に使うのかを聞くと「貯金!」と言われました。
きっと性格が姉に似たんだろうなと思ってます・・・。
今日は、30歳未経験でも整備士になることはできるよって話をしていきます。
僕自身、整備士として働き始めたのは、29歳からです。
無資格、未経験のまま就職しました。
だから、30歳でも諦める必要はありません。
資格取得方法も1つだけじゃないです。
そこで今回は、30歳未経験でも整備士として働くことはできること、資格取得方法を2つご紹介します。
30歳未経験でも整備士にはなれる!
何度もいいますが、30歳未経験でも整備士にはなれます。
専門学校に入り、資格取得をしたあとに就職することもできますし、未経験、無資格で就職することもできます。
整備士免許って、持ってるだけで仕事に困らない資格の一つです。
今まで、資格のない仕事で働いていた人であれば、うらやましいって思っちゃいますよね。
その気持ちはすごく分かります。
僕も、29歳までは全く違う仕事をしていました。
僕のプロフィールはこちらに書いています。
29歳で整備士業界に転職
僕自身、29歳で整備士業界に転職した人間です。
それまで、車を触ったことはほとんどありませんでした。
28歳頃に、「このまま歳をとっていいのか?」と将来に不安を覚え、資格取得を目指します。
そして、実務経験を得て30歳で整備士3級の資格をとりました。
正直、転職活動はかなり大変でした。
だって、29歳未経験の僕なんかを、整備士として雇ってくれる会社がなかったからです。
そもそも、僕が応募できる求人すらない。
唯一あった求人は2社だけでした。
2社しかない求人のうち、一つ目の会社は「整備士としては難しいけど、営業なら考えてあげてもいい」というニュアンスの返事だったり・・・。
仕事終わり、寝ずに面接を受けに行ってそんなこと言われたら、心折れます。
でもなんとか整備士業界に転職できたのは、運と転職エージェントの方のおかげです。
優秀な転職エージェントと巡り会えたから今の僕がある
僕は、複数の転職サイトを活用し整備士業界に転職しました。
そのなかで、僕を担当してくれた「doda」の転職エージェントと呼ばれるアドバイザーの方が、とても優秀だったからという理由も大きいです。
たった2社しか応募する求人がないなかで、諦めずに探し続けてくれ面接までのフォローなどもしてくれました。
もちろんdoda以外にも転職サイトは活用しています。
しかし、整備士として働ける求人はないうえ、整備士に似た、例えばオフィス機器のメンテナンスなどのような仕事の紹介がほとんど。
また、整備士の仕事を主に扱っている転職サイトなどは、そもそも応募すらできないので30歳で未経験、無資格の人には全く意味がありません。
僕も、やっぱり未経験、無資格は無理だろうなと諦めかけていました。
しかし、dodaの担当エージェントの方だけ、僕が整備士の仕事に就きたい、という気持ちを尊重し求人を探してくれたり、相手の会社に掛け合ってくれたり。
本当にあの方には感謝しかないです。
今の僕があるのは、転職エージェントの方の力添えがあったからだと思っています。
整備士の資格を取得する2つの方法
整備士免許を取得する方法は、専門学校に行くだけじゃないです。
では整備士の資格をとるための方法を2つご紹介します。
学校に通う
整備士の資格は、
・工業高校
・大学
・専門学校
で取得できます。
高校では整備士3級まで、専門学校や大学であれば2級まで取得可能です。
しかし、30歳であればかなり特殊な事情がないと、工業高校への入学はできません。
すでに高校を卒業しているなら不可能です。
そのため、現実的な選択肢は「専門学校」もしくは「大学」になるでしょう。
しかし、そこで問題になるのは学費。
支払いができるほどの貯金があればいいですが、「貯金がなく、なかなかお金が払えない」こう思う人もいると思います。
学校に通っている間の生活費や学費を考えると、どうしても決断できないのではないでしょうか。
実際、僕もお金がないから学校は諦めました。
実務経験を積む
2つ目の方法は、整備の仕事をしながら資格を取る方法です。
資格を取得するために必要なものは、3級の場合「実務経験1年以上」です。
車の整備は、必ず資格が必要になるわけではありません。
そのため、無資格でも整備の仕事はできます。
整備工場などで働きながら、実務経験を積み資格をとる。
この方法では、働きながら資格取得を目指せます。
主に、10代や20代などのような若い方が目指す取得方法です。
そのなかで、30歳の無資格、未経験が働くわけですから。
学校で資格取得するよりも大変だ、ということは覚悟しておいてください。
まず仕事を覚え、聞いたこともないような単語が飛び交う中で仕事をしないといけません。
ある程度、車の知識があったとしても、趣味として覚えるのと、仕事として覚えるのは全く違います。
毎日覚えることは山積みなうえ、現実的に資格を取得する場合、「日本自動車整備振興会連合会」が行う勉強会への参加が一般的です。
毎週日曜、もしくは平日の夜勉強会が行われます。
そこで勉強し、テストに受かると実務試験を免除できるのです。
その後、筆記試験に合格し資格をもらいます。
整備士資格は通信教育ではとれない
整備士資格は、通信教育では取得できません。
上記で紹介したように、
・実務経験がある
このどちらかの条件を満たしていないと、試験を受けることすらできないのです。
どうしても、通信教育で国家資格を取りたいのであれば、
・司法書士
・危険物取扱者
・通関士
・保育士
など、通信教育だけで取得までを目指せる資格をおすすめします。
難易度がかなり高いものもあるので、その点は慎重に選びましょう。
未経験、無資格での就職はかなり難しいが可能性はゼロではない
整備士へ未経験、無資格での就職はかなり難しいです。
しかし、可能性はゼロではありません。
僕がそうだったように、タイミングがあれば就職は可能です。
ただ、タイミングの問題もそうですが、年齢も気にしなければなりません。
何年も整備士ばかりにこだわり転職活動を続けていても、歳を重ねるごとに就職の可能性は下がっていきます。
僕がよく転職エージェントの方にいわれていたのは、「半年やってみて就職できなければ諦めるか、タイミングをずらすこと」です。
転職活動って、体力も精神力もかなり奪われます。
そのため、短期集中した方が就職率は上がるそうです。
加えて、僕のように仕事をしながら転職活動するなら、なおさら短期で結果を出さないと、体がもちません。
僕は運よく、転職活動をはじめて1か月ほどで内定をもらうことができましたが、転職活動中は睡眠時間は平均3時間でした。
寝ずに面接へ行くなんてこともありました。
30歳を超え1年以上転職できなければ、他の職種に変えるもしくは、学校に通うことも視野に入れておきましょう。
まとめ
整備経験がなく、無資格の30歳でも整備士になることはできます。
資格を取得する方法は学校に通うか、整備工場で実務経験を積むかの2択です。
そのなかで、30歳未経験の場合、仕事をしながら資格を取得するのはかなり難しいでしょう。
応募できる求人は限られてきます。
しかし、僕が成功したように、可能性はゼロではないので、やってみる価値はあるかなと。
学校はいつでも通えますよね。
だから、どうしても整備士の資格が欲しいのであれば、就職活動をしてみる。
そしてダメそうなら、お金を払い学校へ通う。
この方法がベストかなと思います。
30歳で未経験ジャンルへの転職は難しいといわれていますが、成功する可能性はあります。
諦めずにぜひチャレンジしてみてください。